家具や木工に関する専門的なことから、全然関係無い話まで
工房の日常を私シンイチが気ままかつ赤裸々に綴るコーナー。
以前、欅の古材でソファーテーブルを作ったと書きましたが
その欅がまだ余っていたので文机をとの注文をいただきました。
天板に脚を「吸い付き桟」でつけて反り止めを兼ねるデザインになりました。
その吸い付き桟の蟻溝を掘ってるところ。
治具に沿ってハンディールーターで彫っていきます。
蟻溝。
三角形が蟻の頭のようというのがその名の由来とのこと。(さだかではない)英語ではダブテール(鳩の尾羽)。どっちもどっちのネーミング。
溝幅は前にも書いたが1/300くらいの勾配ですぼまっています。つまりこの天板は奥行きが500mmなので蟻溝は手前(入口)にくらべ一番奥は1.5mmくらいすぼまっていることになります。この勾配によって桟が吸い付くように天板に付くことになります。だから「吸い付き桟」。
次は天板の表面の加工。
今回はちょっと手の込んだ加工をします。
続きは次回で。
その欅がまだ余っていたので文机をとの注文をいただきました。
天板に脚を「吸い付き桟」でつけて反り止めを兼ねるデザインになりました。
その吸い付き桟の蟻溝を掘ってるところ。
治具に沿ってハンディールーターで彫っていきます。
蟻溝。
三角形が蟻の頭のようというのがその名の由来とのこと。(さだかではない)英語ではダブテール(鳩の尾羽)。どっちもどっちのネーミング。
溝幅は前にも書いたが1/300くらいの勾配ですぼまっています。つまりこの天板は奥行きが500mmなので蟻溝は手前(入口)にくらべ一番奥は1.5mmくらいすぼまっていることになります。この勾配によって桟が吸い付くように天板に付くことになります。だから「吸い付き桟」。
次は天板の表面の加工。
今回はちょっと手の込んだ加工をします。
続きは次回で。
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福岡の「マツダグミ」様に納品に行ってきました。
この天板も事件時、トラックに積まれていましたが事件のため納品させていただく時間が無く、泣く泣く次の日に出直すということになりました。
シンプルで無機質な空間にチェリーの暖かい木目が映えます。
脚はガラス天板用のシンプルなスチール脚。
それに合うように天板も薄く仕上げました。
以前ブログで紹介したように天板は両面仕様になっていて裏返すと違った雰囲気が楽しめます。
↑ブラックチェリーサイド
↑ウォールナットサイド
この天板も事件時、トラックに積まれていましたが事件のため納品させていただく時間が無く、泣く泣く次の日に出直すということになりました。
シンプルで無機質な空間にチェリーの暖かい木目が映えます。
脚はガラス天板用のシンプルなスチール脚。
それに合うように天板も薄く仕上げました。
以前ブログで紹介したように天板は両面仕様になっていて裏返すと違った雰囲気が楽しめます。
↑ブラックチェリーサイド
↑ウォールナットサイド
福岡の設計事務所「マツダグミ」様から
新しい事務所の打ち合わせ用のテーブルを頼まれました。
ガラス天板用のスチールの脚があるということで天板だけを製作しました。
脚にのっけるだけなのでおもいきって表裏を違う素材にし、リバーシブルで使えるようになっています。
side.C:ブラックチェリー
side.W:ウォルナット
気分に合わせて家具の表情を変える、それもありかも。
新しい事務所の打ち合わせ用のテーブルを頼まれました。
ガラス天板用のスチールの脚があるということで天板だけを製作しました。
脚にのっけるだけなのでおもいきって表裏を違う素材にし、リバーシブルで使えるようになっています。
side.C:ブラックチェリー
side.W:ウォルナット
気分に合わせて家具の表情を変える、それもありかも。
白で統一されたリビング・ダイニングとは一転して、ベッドルームにはベッドとナイトテーブル、ドレッサー(鏡台)をマッカーサー(黒檀)で作りました。
ベッド。
リビングボード同様、ベッド全体が浮いているようになっています。マットレスが到着していなかったので完成形が見れず残念です。右奥がコの字型のナイトテーブル。
ヘッドボード。厚みが75mmで重厚な感じです。
ヘッドボードからはキャンティレバー式の棚が付いています。
この棚は前面が引き出しになっています。
前板の小口を留めでつくっているため、引出しを閉じてしまうと1枚の棚板のようになり一見、引き出しがあるとはわからない作りになっています。
ドレッサー。
薄い引出しが3杯と普通サイズの引き出しと底が深い引き出しが1杯ずつと、かなりの収納量があります。
取っ手がない見た目にシンプルなデザインです。
ベッド。
リビングボード同様、ベッド全体が浮いているようになっています。マットレスが到着していなかったので完成形が見れず残念です。右奥がコの字型のナイトテーブル。
ヘッドボード。厚みが75mmで重厚な感じです。
ヘッドボードからはキャンティレバー式の棚が付いています。
この棚は前面が引き出しになっています。
前板の小口を留めでつくっているため、引出しを閉じてしまうと1枚の棚板のようになり一見、引き出しがあるとはわからない作りになっています。
ドレッサー。
薄い引出しが3杯と普通サイズの引き出しと底が深い引き出しが1杯ずつと、かなりの収納量があります。
取っ手がない見た目にシンプルなデザインです。
フラッシュ家具を作っていてコーナー(角)の処理をどうしようかとよく悩む。
例えば天板と側板をつなげるとき、側板に天板が乗ってるように見せる(天板の小口が側面にでる。)のか、側板と天板が繋がってるように組む(留めで組んでるように見せる)のか。
見た目がシャープに見えるのは後者である。が、化粧合板を留めで突き合わせると見た目はシャープだが、後々そこが擦れて下地がでてきて見れたものではなくなる。
で、その対処法として化粧合板の突き合せのところに合板と同じ厚みの無垢材を埋めて処理する。これがスミギである。
大体4mmの化粧合板を使っているので4mm角の無垢材を使っている。
こうすることにより見た目もシャープで、角が擦れて下地が見えることもなくなるのである。
例)
コの字型ナイトテーブル
左の側板から天板に折れ曲がる角に埋め込まれている4mm角の無垢材がスミギ。
例えば天板と側板をつなげるとき、側板に天板が乗ってるように見せる(天板の小口が側面にでる。)のか、側板と天板が繋がってるように組む(留めで組んでるように見せる)のか。
見た目がシャープに見えるのは後者である。が、化粧合板を留めで突き合わせると見た目はシャープだが、後々そこが擦れて下地がでてきて見れたものではなくなる。
で、その対処法として化粧合板の突き合せのところに合板と同じ厚みの無垢材を埋めて処理する。これがスミギである。
大体4mmの化粧合板を使っているので4mm角の無垢材を使っている。
こうすることにより見た目もシャープで、角が擦れて下地が見えることもなくなるのである。
例)
コの字型ナイトテーブル
左の側板から天板に折れ曲がる角に埋め込まれている4mm角の無垢材がスミギ。
ま、そういうわけで曲げ木を試みることに。
とりあえずネットで情報収集。
木工関連の技術情報がたくさん書いてある「鯛工房」さんのサイトを参考に曲げ木に必要なモノを自作。
↑まず蒸し器(スチーマー)とカマド。カマドは作ったが天候が雨のため今回はストーブの上に置いてみた。火力的にはやや不安。
↑ベンディングストラップ(帯鉄)とベンディングハンドル。
サイトでは製材用の帯の木の刃を加工して使っていたがすぐ手に入らない為、とりあえずDIYショップで3mm厚の帯鉄を購入。
今回、曲げるのは楢材で35mm×25mmの材。
一日、水につけた後、スチーマーで2時間蒸して型につけ曲げる。
工程も「鯛工房」さんのサイトを参照に。
グニャーとはいかないが、なんとか曲がることは曲がった。
内側が圧縮され若干ひずんでる。曲げ木の理論上、外側が伸ばされ内側が圧縮されることは間違いないのだがこの歪みは果たしてしょうがないのか、それともなにか間違っているのか?とりあえず考えられる問題をしらみつぶしに考え変更し繰り返し曲げてみるしかないのか。
正直、ストーブの熱量では高温の水蒸気を発生させることが不可能ではないのかという疑問とストラップ(帯鉄)に対する不安、がぬぐいきれない。材料の長さも短い気がするし。
明日とりあえず、カマドを使いもう少し火力面を変えて試してみる。
とりあえずネットで情報収集。
木工関連の技術情報がたくさん書いてある「鯛工房」さんのサイトを参考に曲げ木に必要なモノを自作。
↑まず蒸し器(スチーマー)とカマド。カマドは作ったが天候が雨のため今回はストーブの上に置いてみた。火力的にはやや不安。
↑ベンディングストラップ(帯鉄)とベンディングハンドル。
サイトでは製材用の帯の木の刃を加工して使っていたがすぐ手に入らない為、とりあえずDIYショップで3mm厚の帯鉄を購入。
今回、曲げるのは楢材で35mm×25mmの材。
一日、水につけた後、スチーマーで2時間蒸して型につけ曲げる。
工程も「鯛工房」さんのサイトを参照に。
グニャーとはいかないが、なんとか曲がることは曲がった。
内側が圧縮され若干ひずんでる。曲げ木の理論上、外側が伸ばされ内側が圧縮されることは間違いないのだがこの歪みは果たしてしょうがないのか、それともなにか間違っているのか?とりあえず考えられる問題をしらみつぶしに考え変更し繰り返し曲げてみるしかないのか。
正直、ストーブの熱量では高温の水蒸気を発生させることが不可能ではないのかという疑問とストラップ(帯鉄)に対する不安、がぬぐいきれない。材料の長さも短い気がするし。
明日とりあえず、カマドを使いもう少し火力面を変えて試してみる。