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家具や木工に関する専門的なことから、全然関係無い話まで 工房の日常を私シンイチが気ままかつ赤裸々に綴るコーナー。
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久しぶりの更新ですが・・・。

遊んでたわけではありません。お仕事をこなしておりました。

少しずつ小出しに紹介です。

まずは薬院(福岡)にオープンしたイタリアンレストラン「gotti」の
カウンターです。



まずはSPFで骨組みを造作します。
バスバス切ってビスビス ビス留めしていきます。

その下地にフラッシュパネルを打ちつけ、剛性、カネンテを出します。
そのパネルに突板を練りつけたベニヤを貼って仕上げていきます。

角の柱はオーク無垢材を加工しております。



その後、モールという装飾部材を貼り付けデコっていきます。
なかなか連結が難しい。

ちなみに長さ5.3mです。



天板は石がのります。

ペタペタと黙々とデコること数時間・・・。





巾木は現場に据え付けた後、貼りまわしていきます。

聖斗○也にでてきそうなカウンターの出来上がり。

小宇宙(コスモ)を感じれますでしょうか?



塗装屋さんにダークブラウンに着色してもらいます。
USED感を出して欲しいとの要望が施主様からでています。
難しいですが仕上がりが楽しみです。

ちなみに3分割仕様となっております。
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いつもお世話になっている金物屋さんが
資材展で金物を展示するためのサンプル用の家具です。



上部引き違い戸。
hettich社の新作レール。まだ市場に出回ってないため詳細は載せれません。簡単にいうとコンパクトな吊戸レール。クロージング機能付。



当たり前ですが扉一つ一つ丁番が違います。
上はダンパー(バタン!とならず最後ゆっくり閉まる機能)内蔵のスライド丁番。ドライバーでネジを回すだけで扉の高さ方向の調節ができる優れもの。
下もダンパー付(内蔵ではない)スライド丁番。




これはグゥァバ!と開く高角開閉丁番。
扉が小さいせいもありかなりイカツいボディーしてます。



スライドレールもしかり。
いろんなレールがついてます。

上のスライドカウンターには横からレールの見えないタイプ。



上段の引き出しもレールが見えません。着脱も下のレバーを引くだけで簡単にでき、位置調整なんかも簡単に出来ます。

下段はよくキッチンなどで使われてるタイプ。

引き出しに施す加工はややこしいですが一度決まってしまえばすこぶる調子がいいです。ソフトクロージング機能はもはや必須なんですかね~。
大概このてのレールにはついてる気がする。

見ためはなんか複雑そうな金物も、いたってシンプルな構造だったりするんですよね。眉唾といいますか、単純に考えた人って頭いいなって関心したりします。

ある程度機能については来るとこまで来てる感はあります。音声認識で自動に開くとかSF的な方向の話は別として。
あとはいかにスマートに小型化するか、そんなとこなんでしょうか。




ウォールナット無垢材のカトラリーボックス。
引き出しに内蔵するそう。出しても使ます、っていうボックス。
TOTOさんとの試作らしいです。
仕切り板・手前の二つのボックスは取り外し可能。

現物は今日までの「大川夏の彩展2009」にてご覧いただけます。




長くあいてしまいましたが、

そんな足元が悪い中(前回参照)納品した家具たちです。



↑レジカウンター。
天板はオーク無垢材。本体はオーク突板フラッシュです。



↑その後ろには包装用の作業台。これもオーク突板。
天板は人工大理石です。



↑一番奥に見えるのが事務用デスク。



↑商品陳列棚①。





↑商品陳列棚②。
背板はガラスに突板が貼ってあり後ろからLEDで照らすという凝った作り。

いろんなお酢、ドレッシング等が並ぶんでしょうね。




↑トイレ手洗い①。これはローズ突板貼り。



落ち着いた雰囲気になります。



↑トイレ手洗い②。
エア式ハンドタオルも収納し正面から見えなくしてあります。



↑トイレ横にもカウンターがついてます。






↑パントリーカウンター。
ここでお酢を使った料理が作られ振舞われます。
贅沢な空間ですよね。天板は天然の大理石です。



パントリー奥の収納。

ざっとこんな感じの大物ばかりの納品でした。

詳しくは設計のA&Aの大宅さんのサイトで。









A&Aさん設計のビネガーレストラン「時季のくら

今月中旬にオープン予定の庄分酢(旧 酢屋商店)様の新工場に併設してあるレストランです。

杷木ICをおりて5分ほどの丘の上にあります。

かなりのヴォリュームの納品になります。

ひとつひとつの什器のサイズも大きい(重たい)のですがそれ以上に僕達を苦しめたのは雨。



まだ整地してない敷地は降り続いた雨でひどいぬかるみに。トラックを建物に近づけることもできず不安定な足場をヨロヨロ、ビチャビチャ運びました。



久しぶりの更新です・・・。

年明けに納品した家具を紹介します。

福岡市の香住ヶ丘の海沿いに立つ香住ヶ丘の家。
マツダグミさんの設計です。

杉板型枠のコンクリート打ちっぱなしが特徴的な建物。



↑下駄箱。楢突板、オイルフィニッシュ。



↑作業デスク。多目的に使えるキッチン横のスペースです。





↑TVボード・ソファーテーブル。



TVボードの扉の桟とリビング入口の建具の桟を統一してあります。





完成しました。堂々とした雰囲気です。



天板。



脚も天板に負けないようゴッツイのがついてます。
なんか戦艦みたい。

明日、納品予定。ここからが一番の問題です。
電気がんなで平面を出したらワイドサンダー(外注)へ。
こういうとき大川という地の利を感じる。



次の日にはほぼ仕上がりのような状態で戻ってくる。
ここから細かい番手で仕上げていくのだが最初から最後まで手で仕上げるとなると膨大な時間を要する。ワイドに出して労せず素早く仕上げるこれも一つの手だ。時は金なり、である。



脚の木取り。脚もゴツイ!






昨日からかなり冷え込んでる。今朝福岡で初雪を観測したらしい。

冬です。
ウォールナットのローテーブル。



赤ちゃんのいるご家庭ということで面形状を丸くし優しい感じに。
なるべく「軽めに」ということで天板は20mmと薄く仕上げています。



***low-table***
material:walnut(oil-finish)
size:1200*630*350

とてつもなくデカイ座卓のご注文。





材料は楠に決定。
3600×1200×90の荒材。



工房内の移動はホイストが大活躍。
とてもじゃないけど人力じゃびくともしません。



長さを3mにカット。
丸ノコの刃も届かないのでチェーンソーでカット。
久しぶりにワイルドな作業。



その後電気カンナで面直し。
思いのほか素性がいいようです。






週末無事納品しました。



テレビや機材を並べるとグッとテレビボードらしくなります。

**TVboard**
size:2400*500*500
material:walnut



納品を待つTVボード。
ウォールナットの厚突きの突き板使用。オイルフィニッシュ。
しっとりとした肌触りになるまで念入りに研ぎだす。
ナットは毛羽立ちがひどいので一苦労です。
楢のキッチン収納を収めに長崎県の波佐見へ行って来ました。





両面引き出しの収納。キッチンでの作業にゆとりがでます。
この横にダイニングテーブルを配置することになっています。



そして食器棚。2400×2400の大容量です。
電子レンジ・炊飯ジャースペースがあります。

帰りは北方で「井出ちゃんぽん」


製作中の楢のキッチン収納。





両面引き出しになっていて収納力抜群。



本体はフラッシュ構造。天板は無垢材です。
お盆休みも終わり、下半期スタートです。

最初のお仕事は黒檀のダイニングテーブルです。
1000×2000と大きめのサイズ。





両サイドで脚の形状が違います。

dining table
size:w:1000 L:2000 h:730
material:黒檀(突き板)ウレタン塗装仕上げ


引き出しつけて完成。
巻戸を開け放つとこんな感じになる。
アンプ・DVDプレーヤーを中央。
最近めっきり出番のないVHSを右側へ。
そして左側は引き出しになっていて
上段には、AV機器の説明書やちょっとした小物を。
下段にはDVDやCDといったソフトが入るようにしました。






毎回悩むのが引き手。
普段は前板の上や下に手じゃくりをして引き手のない感じにすることが
多い。シンプルの極みだし、形状や大きさで悩む必要がないから。無難な安全策なのかな・・・。


今回は引き手も自作してみました。普段より細いラインを目指してみたのですが・・・。巻戸の引き手も同様の形状で作りました。こういう作業を繰り返していくと自分の好きなラインや個性なんかが見えてくるかもしれない。


前回に書いた面形状にしてもそうだけど、こういったディテールのラインなんかも追求していく必要があるなと毎回のように思う。正解、不正解がはっきりしないトコロって自分の好み(感性)を信じるしかない。やっぱ普段からココ(感性)を刺激して磨かないと・・・。


B・チェリーのほうも巻戸が完成。
閉じてある状態で少し離れてみると一枚の板の様です。
近づくと「!?」って感じです。

かな~り手間かかりました。暑い時にやる作業じゃないです。


本体の部材の見付が25mmなんですが、厚く感じるのが個人的に気になります。これくらいの厚みは欲しいのでやっぱり面形状とかを工夫したほうがいいのかな。昔はフラットな無機質な感じが好きだったけど最近いろいろイジリたい衝動にかられる。いつもぶち当たる面形状という壁。毎回、毎回、おもいきる勇気が出ない・・・。糸面からの脱却。これを当面の目標というかテーマにしようかな・・・。
アフロモシアのほうはほぼ完成。あと引き出しくらいかな。
オイルを塗ったら確かにチークっぽい感じに。





巻戸もなんとかできました。

ブラックチェリーのほうは巻戸の仕様を変えてみようと思っています。

ここまできてなんですが巻戸やってみての感想。

・異常に手間がかかる
・余分な(無駄な)スペースが必要


良いことといえば、フルオープン⇔フルクローズができることくらいですか・・・。


本体が組みあがりました。
奥がチェリー、手前がアフロモシア。
アフロのほうがかなり重いです。腰やられそう。



裏板はケンドン式で巻戸にトラブルがあった時取り外せるようにしています。



サンプルの巻戸を作ってみました。短いので不安定ですが滑りは良さそう。長さが長くなれば大丈夫でしょう・・・多分・・・。
うだるような暑さ。
一加工ごとに汗が噴出す。
「暑い」、「暑い」言っても仕方ないけどホント暑い。



TVボードの続き。
巻戸用の溝堀り。型を作ってトリマーで掘る。
半分の型なので重なる部分が歪くならないように
注意しながら掘る。片側しか型に当たらないため
ずれないように注意しながらの作業。

コーナー部分はR50(内側)くらいにしてみた。
短い戸のサンプルを作り試したところ問題なさそう。

集中(緊張)すればするほど無駄に汗が吹き出ます。
髪切りたい。
テレビボードを製作中。



手前はブラックチェリー、奥はアフロモシア。
アフロモシアはチークの代用品的な木らしいんだけど
チークに比べると硬くて重い。加工がしにくい。

方立用のアリ溝加工。

今回は前々からやってみたかった巻戸(蛇腹戸)を採用。
どうなることやら。


やっと完成です。




引き出し部分。

連結ボルトで組んでいきます。



全景。




オープン時。



--BabyBed--
size:1200x700x870
material:tamo
oilfinish



昨日からすごい雨。
筑後川の土手が崩れたところもあるみたい。

ジメジメして暗い。やっぱりいやな季節です。


BabyBedはというと引き出しを作って完成。

オイル塗装。今回は塗り重ねなしで1回で終了。
いくら自然塗料とはいえ無塗装にこしたことはなさそうだし
かといって汚れが目立つのもどうかということで。





ベッドのマット(布団)を敷く板は無塗装にしました。





珍しく修理の依頼。

流行の北欧のソファ。

肘に乗ったら(!)折れたらしい・・・。



後ろ足にはただダボでささってるだけ。

簡単な造り。

ポッキリいってます。






ダボ穴を掘りなおしPIボンドで接着。




やっぱり後ろ足を少し切りかいで咬ませる構造にしないと
上からのプレッシャーには耐えられないだろうな。
肘に乗ったり座ったりすることを自粛してもらうしかないかな・・・。

扉を作る。
扉といっても柵が開閉する部分のことだけど。

ベビーベッドで柵が開閉するタイプは大きく分けて2種類ある。
(と思う)

一つは半分くらいから前にパタンと折れるタイプ。

もう一つは下へストンと滑り落ちるタイプ。

このパタンタイプとストンタイプだと思う。

しかし今回製作してるベッドは下部に引き出しがあり、
この両タイプだと開けてる時に引き出しを出せない、ということになる。

引き出し上までで止めるという手があるがそうすると開閉高さがすごく
小さくなってしまう。

そこで今回はフリッパー式にした。


①まず前に傾け・・・ると




②するすると溝に沿って奥に・・・。



③引き出し本体上部に収納(とは言わないか・・)される仕組み。


扉用の下枠のみでやると調子が悪かったが
柵として組んでからやってみると嘘のようにスイスイいった。
一番不安な要素だったので一安心。

柵を閉じたらこんな感じ。



ベッドに下にちょっとした物置的な棚を付けてみた。






ベッドの下にはオムツなどを入れる引き出しがついています。
その引き出しが入る箱はフラッシュ造で。



この箱に鬼目ナットを仕込み、ベビーベッド本体と連結します。



この箱がベッド全体の歪みを矯正する役割も兼ねてあります。



完成形が見えてきました。

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カウンター
プロフィール
HN:
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年齢:
45
性別:
男性
誕生日:
1979/02/16
職業:
家具職人
趣味:
焼酎
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