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家具や木工に関する専門的なことから、全然関係無い話まで 工房の日常を私シンイチが気ままかつ赤裸々に綴るコーナー。
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連結用の穴やホゾ穴などいろんな穴を掘る。



いろいろと紆余曲折がありましたがとりあえず加工終了。

R部分をホゾで連結。




全体の組み立ては連結ボルトで連結していく構造。
R部分のスプリングバックなどを考慮して逃げがきく構造に。

R部分同士を連結する部材↓



連結するとこんな感じ↓

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前作からの改良版。



同じカーブ2本、と異なるカーブ1本で2等辺三角形に。
(前回は正三角形。これだと座面と背の角度が120°になり急勾配なため背もたれの後ろにスペーサーをかませて固定したが構造、見た目的に?だった。)



で出来上がった脚。
前脚も今回は合板で統一。すっきりしたラインになったみたい。



座・背を取り付け完成。

座り心地も悪くなくゆったりと座れる。
若干奥行きが深い感じはする、体格が小さいとちょっと深すぎかもね。
構造上座面をこれより奥に取り付けるには手がかかるので
座の前面をもう少し落とすとかしたほうがいいのかも。

1作目よりかなりまとまった感じになった。
ヒロシのイメージにかなり近づいてきていると思う。(客観的にだけど)
本人も2作目のほうが満足度が高いみたい。
しかしやはり出てくる問題点。なかなか終わらんね。
新しいことを試みるとまた違った問題が・・・。
椅子はホント難しいと横で見ていただけでもつくづく感じる今日この頃でした。


これもスピンドルというのかな?柵になる部材。



四角





八角



十六角





最後は鉋で丸棒を目指します。



旋盤で加工したような均一な丸棒ではなく
「手で一本一本削りました」的な丸棒。


一日4本限定の曲げ部材も16本終わり、ようやく部材が揃いました。



やっと加工に入れます・・・。
ヒロシが製作中の椅子。
ラミネート曲げの部材を組み合わせた脚。



同じカーブの部材を3本組み合わせて後ろ脚になってる。
前足は無垢材。



座面を取り付けるとこんな感じになった。

面白い形なだけにディテールをもう少しつめたほうがよさそうな感じ。
同じカーブを組み合わせることにより正三角形となるため背が倒れすぎてる。それを起こすため、部材を噛ましているがその辺の収まりや前脚のボリューム、形状、無垢材でいいのかとか。作ることで見えてくる改善点や図面では気づかなかった盲点。

その辺も踏まえて案を練り直し再挑戦しています。
時間はかかるけどこの繰り返しでいいものができるのでは、そう思います。
商品開発と称してBabyBedを試作中。
BabyBedって大体四角いデザイン。
分解してしまう時にかさばらないっていうのが
おそらく一番の理由だと思う。布団も四角だし。
四角いことでいろんな利点がある。でも・・・
丸っこいほうがかわいくない?

ということでRを取り入れたデザインにします。

使わなくなったら周りの方に譲る。
その人も使わなくなったらまた譲る。
二人目できたらまた戻ってくるみたいな。
壊れるまで続くループ。「しまうこと」なんて考えない。
(一応分解はできます。運ぶの大変だし。)


R部のパーツは積層曲げ。
4隅、上下で8本必要。とりあえず「型4兄弟」をつくり積層。



一日乾燥させてはずします。



曲げあがり。
今のところスプリングバックはほぼ0。
これからどうなるかは不明だがなんかいけそう。



2mm単板でトータル30mmの部材に。材種はタモさんです。

2台作ってるので16本。先は長い・・・。





ヒロ氏が製作中のL字カウンター。
ブラックチェリー突き板貼。
サイズが過去最大級。

3300×2200のL字。奥行きは950。



見付の厚みが60mmでテーパーカットしています。

運搬、搬入が大変そうだな、こりゃ。
ブビンガの鎧戸。



フラッシュのパネルに12mmのブビンガ無垢材を両面貼り。
一枚が1200×2600もあります。圧巻。
座面張り。

張り方はチップウレタンを購入した「AZUMA(東加工所)」さんのサイトを参考にっていうかその通りに張っていきました。張り方はそのサイトに詳しく書いてますのでさっと流します。



↑座面の下地(コンパネ)にチップウレタン(20mm)を貼り付ける。



↑それにさらに仕上げ用ウレタン(10mm)を貼り、下地完了。



↑で仕上げ生地を貼っていきます。今回は本革ではなく合皮を使用。合皮っていってもかなり質感がいい。なんたって上代6500円/mもする。本革とあんまり変わらないのでは?
生地を張るときに悪戦苦闘した見た目ないタッカーを底貼り用の布で隠します。



↑椅子に取りつけ。



↑完成です。上品な感じに仕上がりました。


組みあがり、オイル塗装。

オーソドックスなデザインながらチェリーの質感が気品を高めています。強度や質感、ディテールの形状で「よくある既製品の椅子」との差別化を図る。また普遍的なデザインは自己主張を抑え、周りの環境に溶け込むという素晴らしい利点があると思う。座面は白の革張りを予定。
オーソドックスな椅子を製作中。



材料はチェリーで座面は革張り予定。
脚、背もたれにホゾ穴彫って成型したところ。

なんかこういったごく普通の椅子を作るのは初めてなので逆に新鮮。


ウォールナットバージョン。







組む順序を変えたせいか、アルダーの前作よりも精度がいい気がします。



ちょっと仕事がきれていたのでいろいろと試作なんかしてます。

で、ヒロシに作業するときにちょっと腰掛けられるスツールを作れって指令が下った。

自分でデザインをおこし作りを考える。もちろん加工に必要な治具も考えなくてはならない。いい勉強になる。

で出来あがったスツール。



うん、デカイね・・・。図面ではもっとスタイリッシュな感じだったのにねぇ。平面と立体のギャップにぶち当たってしまった。特に四角いフォルムは対角で見ると単純に(横に)1.41421356・・・倍になるからなぁ・・。
本人も頭の中のイメージと違うと作りなおしを志願。



で、2作目。



うん、当初のイメージに近いんじゃないか?スツールっぽくなった。
しかしじっくり見てると、全部留めで仕上げて小口が出ないデザインのほうが面白いんではという話に発展し、

3作目。



ぐっと繊細な感じに。
突き板で作ったかのようなデザイン。
でも無垢モンです。無垢ということで伸縮という問題が後々出てきそうだが・・・。ま、使ってみて経過を見てみようと。



ここ数日のヒロシの軌跡。
加工方法や治具作り、組み方などいろいろ試行錯誤していたがほんといい勉強になんたんじゃないかと思う。


当初の作業用だから簡単にというニュアンスはとっくに無くなっていたな・・・。






ブビンガのダイニングカウンターです。



土台となる箱を連結します。
キッチン側(裏側)は引出しと開き戸の収納になっています。



カウンター天板をのせたとこです。
とにかく重い!みんなでひーこらひーこら言いながら連結。



カウンターの端にはカウンターをくりぬいて作った蓋が。



その下には鉄板焼き用のコンロがあるのです。
週末、取り付けでした。



足場板を使っての作業。2台を連結して3600mmの家具になります。



側面のパネルのなかに天井から垂れ下がった配線を通し、あらかじめ開けておいた穴に通します。



組み立て中に同時進行で電気屋さんがスイッチプレートを繋いでいきます。



メインイベントの扉。とにかくデカイので一苦労です。



取り付け完了です。
かなりのデカサなんですが空間がこれまたデカイので意外と大きく感じません。

なにはともあれ扉が調子よくいったのでよかった。

この他の家具も後日UPいたします。


ブビンガのダイニングカウンターです。

店舗用ではなく住宅用ってのがすごい。

厚み45mmのブビンガ。



長さ3600mm+2250mmのL字です。

奥行きは750mm。かなりの重量です。
仕上がった家具やパネルに配線用等の穴をあける作業。正直嫌いです。仕上げた家具を傷つけてる感覚になるのと、ミスるとおじゃんになってしまうから。


ましてや電気屋さんから配線図を渡されて開口位置や開口寸法を指定されてるとき。ほんとプレッシャーかかります。





今回の3600mmのパネルに開ける穴。多過ぎです。
部屋のスイッチ系統が集中してこのパネルに入るのでこんな感じになりました。もちろん位置、寸法等指定です。

図面を見ながら開口位置を墨していくのですがここで自分の書いた墨を客観視しないといけません。主観的にみるとミスに気づかないものです。



一見ランダムに見えますがプレートがつくとプレートの外ヅラが揃うらしい。こういう情報もプレッシャーになります。

作業の肉体的疲労より精神的に疲れる作業です。




TVボード

薄型大画面テレビの普及がすすみ、壁掛けにするお客様が増えてきている。
大型ディスプレイが宙に浮いてる感じ・・・近未来設定の映画で見ていた光景がもう一般住宅に定着しつつある。21世紀になったときそんなに未来的な印象はなかったが着実に未来像に近づいてるんだなと実感する。鉄腕アトムや空を飛ぶ自動車はまだ先のことだろうけど。




シンプルなコの字型ダイニングテーブル。


エントランス収納。
黒檀突き板貼り磨き塗装。








ベッド・ナイトテーブル。
ナイトテーブルはこのブログで紹介しましたが隠し引き出し付き。ベッド下部には間接照明が仕込んであります。





TVパネル(ベッドルーム)
B&Oのオーディオ、スピーカーが特徴的です。





ウォルナットのバーカウンターです。
3枚の天板を間接照明をはさんで連結します。







縮杢(チヂミ杢)が全体に出ていて塗装するとキラキラと独特の表情をみせます。



お盆前に納品したワインボトルシェルフ。







仕切りには照明が仕込んであります。




しかし盆があけても尚、残暑が厳しいです。
はやく涼しくならんかな。

レストランや居酒屋なんかでよく目にする呼び鈴。
樹脂製でどれも安っぽい。
ちょっとした枠をつけてやるだけで雰囲気が変わる。



手前からブビンガ、黒檀、ウェンジ。
ブラックチェリーのテーブルです。




脚はオリジナルのダイニングテーブルと同じタイプの
ストレートバージョンです。




ストレートにすることで脚と脚の内寸が多く取れ椅子がゆったり入るようになっています。
欅の文机のつづき。

脚はシンプルな縦格子にした。

脚自体を吸い付き桟で天板に付け反り止めを兼用する。



差し込み口に栓をする。



で、オイルフィニッシュ。






んーいい色。

ブラックチェリーの天板です。
サイズは850×2100。3枚剥ぎ。

まずは木どり。木目のバランスを見ながら並びや向きを考えます。



チョークで剥ぎ合わせる順番を間違えないよう印をしています。

剥ぎ合わせの方法はいろいろあります。
「いも剥ぎ」「ほんざね」「雇いザネ」etc・・・・。
ウチでは指定がない限りビスケットジョイントを使用しています。目違い(剥ぎ合わせた板と板の段差)が非常に起こりにくく簡単で速いという理由からです。

ジョイントカッターでビスケットを入れる穴を彫っていきます。





ズラーっと彫られた穴。ココにビスケットを入れ接着強度を高めます。



でこれがビスケット。サクッとしてて甘さ控えめで・・というのは冗談で、ブナのチップを圧縮したもの。ボンドの水分でふくれてさらに強度がアップ。

ボンドは2液性のPIボンドを使用しています。

剥ぎ面、ビスケットの穴にボンドを塗ったらクランプで締めて剥ぎ合わせ完了です。





さて天板の加工。

フラットばかりじゃ面白くないということで「筆返し」をつけることに。

筆返しとは民芸家具や李朝家具などにみられる天板横のピョコンと反っている部分。(下図)筆が転がって落ちないようにということだろう。たぶん。



だいたい写真のように跡付けか、「端ばめ」を加工することが多い。が、今回は天板の厚みが結構とれたので削り出すことに。コレが結構大変。



機械、電気工具、手道具を駆使して削っていく。
NCなんかあれば一発なんだろうけど。





クッとあがったところと天板との境のラインが難しいがそこが要。スッと見えるラインを目指す。しかし見た目以上に手間がかかる。

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