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家具や木工に関する専門的なことから、全然関係無い話まで 工房の日常を私シンイチが気ままかつ赤裸々に綴るコーナー。
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あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。

さてダイニングテーブルですがやはり短手方向に幕板を追加してひっぱてやらないとグラツキが止められそうにありません。

ただ短手といっても800mm弱の長さの材料は細いものしか残ってなく、高さが足りません。そこで端材をかき集め集成することにしました。



で、できたのがこの苦肉の策。これを幕板の足付近に取り付けます。
気が引けますが外側からビスで留め、木栓をするという、「深く考えずに作った自分」への戒めのような取り付け方を強いられます。


あくまで当初の予定でした的な収まりにはなった気はしますが。


再度、脚を取り付け自立させるとグラツキもだいぶ押さえられ
実用には差し支えない程度にはなりました。




塗装。今回はいつものリボスではなくキャピタルペイント社のオリオⅡを試してみました。知人より「いいよ」と薦められてましたので。

天板のエッジはカマボコのような断面で柔らかいイメージに。




引き出しを納めたところ。
左側にちょろっと見えるのが今回の苦肉の策。


年末にバタバタ作業して持って帰ったのであまり写真を撮ってません。
後日、紹介いたします。


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幕板を組んだ後、手のこで切断。引き出しがつく所。
普段、手加工を極力さけてる自分へのいい試練です。




切り落とした部材がそのまま前板になるため丁寧に切り落とします。



切り落とした後、あらかじめさくっておいたところに引き出しのスリ桟を取り付けます。まったく見えないところですがウェンジを使いちょっとした遊び心。おしゃれはパンツからといいますし。



引き出し。幕板が天板から引っ込んでるため引き出しをいっぱいひきだしても落っこちないように引き残しを作ってあります。




幕板をつけ、脚を連結。ひっくり返して自立させると・・・


嫌な予感が的中。

1900方向はしっかりしていますが900方向にユラユーラ。

脚がきゃしゃというより幕板の止め方に問題がある様子。




脚の付け根付近での横方向の支えが少ないのが原因(だろう)。

当初の予定では脚2本を貫でつないでH型にしようと考えていたのですが材料が足らず、四本の独立した脚になったのもいかんかったな・・。

毎回のように完成目前の反省。あとのまつりです。


とにかく、残った数少ない材料で補強を考えるしかない。
製作中のダイニングテーブル。

まずは脚の加工から。天板重いんでやる気がおこらないんで。

今回はテーパーのついた丸脚。



例のごとく角材→八角柱→テーパー→丸脚



と成型していきます。あ、八角からテーパーつける前に
巻く板との連結用の加工は済ませてあります。

そして幕板。今回はノックダウンということでいろいろ考えました。
簡単かつ強度があり、外見上ノックダウンとわからない様にすること。

その結果脚を幕板に咬ませて脚の内側からボルトで止めようという方法に決定。



その連結部分加工。ボルト用の鬼目ナット。
脚がつく部分だけ幕板のせいを95mmと高くし、
座ったときに人の足が当たらないように中央部は60mmにおさえる。



オビノコで荒取りし、型にそって成型していきます。







今回、新たに新調したビット。(写真のピンクの刃)
刃の上部にベアリングがついてて型にそって削っていけます。
以前まではハンディルーターのガイドを使っていましたがこれだと刃とガイドとの差を計算して型を作ってましたが、この新しいビットのおかげで欲しい形の型を作ればいい様になりました。



いい感じ。新しい刃だけあって削面もきれいです。

幕板を組んで、脚を取り付けてみました。



こんな感じになります。


ここらでそろそろ重い腰をあげ天板のはぎ合わせ作業。

1800×900程度にしようと思っていたけど
材料が余裕で2000取れる長さ。切ってしまうのは簡単だけど
やっぱり「もったいない」が頭をよぎる。んん貧乏性。

ただ狭い我が家にどう考えても2000はでかすぎ。
自宅でメジャー片手にどうにか置けないか考える。

考えた結果、1900でということに。これでも充分でかい。



天板剥ぎ合わせ。材料が材料だけに一苦労。
一人で無垢物つくってる方々はんと大変だろうなと物思いにふけりながら一人で汗かいてました。

ここで一つ心配事が。計画中の脚が「きゃしゃ」じゃないかと?
こんな重い天板支えられるのかと。しかもノックダウン。

この不安が的中することになるんですがそれはまた次回にでも。
久しぶりの自主制作ネタ。

次はダイニングテーブルです。

前々から作ろうとは思っていましたがなかなか重い腰が上がらず。
基本的に床に座るほうが好きだし楽だし、加えて今のアパートは和室なんでどう考えてもダイニングセットで椅子生活はイメージができないというのも手を出さなかった理由です。

しかしウチには2匹のチワワがおり小さいソファーテーブルでは手狭で(犬が)手を伸ばせば上の食べ物に届くので悪戯がヒドイ。ま、しつけがなってないんですが・・・。加えてこの夏、子供が生まれまして離乳食がはじまったら・・・と考えるとどうしても必要になってしまい、重い腰が上がったといういきさつです。

ここで問題なのがサイズ。二人+子供と考えればそんなにデカイのいらないし。でもどうせ作るならずっと使いたいし・・・。

かなりの家庭内議論の末、デカイサイズで作ることに。

1.意地でもずっと使う。
2.また作るの面倒くさい
3.知人が来たときに対応できる

これが主な理由。2番がかなりのウェイトを占めますが。

デカイといっても材料との相談がありますので1800×900程度にすることに。うまく座れば6人はいけるでしょう。

そして今回のダイニングテーブルには2つのポイント(大げさですが)があります。

一、引き出し付(嫁希望)サイズは小さくてもいいけど・・・らしい。

一、ノックダウン式。これはやはり将来引っ越すことが前提なんで。

材料は以前TVボードを作った「アフロモシア」。
重いけど仕上がり感、色も好みです。

残りの材料でギリギリ足りそうだし。

ってな感じで年内完成を目指し、夜の工房作業がスタートです。



先日(といってっももう半年経つけど・・・)、大学時代の友人に赤ちゃんが生まれました。

以前から出産祝いは子供椅子をプレゼントしたいなと思っていました。

というのも尊敬するヴェグナー氏が親友であった、デザイナーボーエ・モーエセン氏に息子が誕生した際、プレゼントとして自身の父親の名前「ピーター」を捧げると共に、テーブルと椅子をデザインして贈ったというエピソードになんておしゃれさんなんだろうと衝撃を受けていたからです。
この椅子とテーブルは現在もカール・ハンセン&サン 社で製造、販売されています。

そこでウェグナー氏と同様に金物を一切使わず自分で「組みたて」、「分解」が簡単にできるノックダウン構造にしました。



自分なりに優しい感じを目指しましたがいかがでしょうか?



本当はこの椅子とウチのオヤジの名前「モリタカ」をプレゼントしたかったのですが、もう素晴らしい名前が決まっていたので、「モリタカ」のほうは遠慮させてもらいました。


昨日、座面を編み終えました。完成です。





こんな感じです。
実際できあがって座ってみるとこうすればよかったといった点がいろいろと見えてきて毎回ではありますが椅子の奥の深さを痛感します。今回自分の中でいろいろな試みを試せていい勉強になりました。

とにかく椅子展に「出すこと」が目標だったので出来上がってよかった・・・。


組む前に下塗りしておいたので仕上げ塗り。
背もたれを汚さないよう養生をして。



明日、休みなので座面を編んで完成予定。





座面の編みに関して少し。
今日、熊本へ納品に行ってきたんですが、そのお宅にあったダイニングチェアがペーパーコードで編んだタイプだったので裏側なんかを見せていただきました。

今回、僕がやってるカナコ編みとは若干ちがくて、裏面を張らずにピンに引っ掛けて折り返すというもの。






こうすることによってペーパーコードが半分ですむ。経済的。こういう編み方があるとは知っていたが現物を見るのは初めてだ。デンマークの職人が編んだと思われるその座面をみながら編みの綺麗さにただ関心。うーん職人仕事だなと。自分なんかまだまだだなと。

この方法だとペーパーコードは少なくてすむし、ひっくり返したときもすっきりしていていいなぁと思いました。でもこのピン(金物)どこで手に入るんやろ?いつか挑戦してみたいものです。



組みあがり。

背もたれを別に作ってたのは両サイドで吊って座る態勢によって背もたれの角度が自由に変わるようにした。



いつも椅子を考えるとき背もたれの角度ってかなり悩む。
背が自由に動く椅子で気持ち良い角度を探すのも良いかも。

座り心地は座面張るまでお預けです。(以前にも書いたけど椅子製作で大切なモックアップや模型での検討というのを全くせず製作に入ってるので座り心地は全くの未知です。これじゃいかんのやろうけど・・・。今回座面がかなり急勾配なんでそこがどうかな・・・。)

背もたれを編み終えました。

今回はカナコ編みに挑戦です。

前日に縦糸を編み終えていたのですが、なんか緩い感じがしたのでカナコ編み経験者のbookmountainさんに相談へ。やはり少し緩いんじゃない?ということで、昨日、全部ほどいて張りなおしました。6時間もかかってしまった・・・。

座面と違い両面仕上げなんで大変です。

「暮らしの中の木の椅子展」に応募するための椅子を製作中。

椅子といってもいろんなジャンルがある。
ダイニングチェアやらイージーチェア、スツールや座椅子など多種多様。
そのなかで何を作ろうかと悩むが、とりあえず現在の自分の生活環境の中で必要な(というか、あったらいいな的な)椅子にしようと思う。決して広くないアパート。ダイニングテーブルなんかないからダイニングチェアは要らない。・・・。イージーチェアは欲しいかな。ゆったり座れてしかもそんなに場所をとらないヤツ。

ということでコンパクトなイージーチェアを作ります。


原寸を描きながら構造を考える。
材料は黒が目を引くウェンジ。重いので骨組みを細くしたいのだが粘りが無いだけにちょっと心配。ま、「ものは試しに」的に強引に行きます。



木取り。
組んであるのは背もたれ部分です。
背もたれ、座面ともペーパーコードを編む予定。


長かったエルボーチェアの模倣製作。
今回の座面張りで最終回です。



今回はどうしても本革張りにしたくていろいろ革を探しました。馬革か山羊革を使おうと思っていたのですがなかなかいいものが見つからなくて結局羊革(ラムスキン)にしました。柔らかく肌触りは最高なのですが強度的にどうなのかは疑問です。誰か知ってる人がいれば教えてください。



↑チップウレタンを座面形状にカット。若干大きめにカットしてあります。



↑座面型(コンパネ)にチップウレタンを貼りつけその上から仕上げようウレタンをまいています。



↑最後に革をはっていきます。曲線を出すのにえらく苦労しました。裏を餃子の皮の様にしながらどうにかこうにかタッカーで止めていって完成。





↑最後に本体と連結。
いやー、とうとう完成です。
いろいろとありましたがなんとか形になりほっとしてます。
今回は構造上ホンモノより奥行きが小さくなってしまいやはり若干窮屈な感じはありますが、背もたれの腰にあたる感じなんかはいい感じに出来たなと思います。
曲げ木で作った背もたれのラインの削り出しなんかはまだまだだなと。
しかしこれを作ることで自分にとってよい収穫が多くあり、これからの製作活動に活かせるといいなと思っています。
忘れてる人も多いと思いますが自主製作中のエルボーチェアです。
曲げ木によってできた背もたれを脚と連結。
その後、オイル塗装。仕事でオイル塗装した後のウエスで、ことあるごとに拭いてたらテカテカに。



座面は下地のコンパネをとりあえずのっけました。クロの本皮貼りを予定。ホーススキン(馬革)かゴートスキン(山羊革)悩み中。どっちが適してるとかあんのかな?



肘部。断面がもうちょい楕円に近いイメージなのだが脚との連結のかねあいで妥協せざるを得ぬことに。次はその辺も考え直さねばナ。





曲げ木の成果。
曲げ木も成功(?)したことですんで
自主制作のほうに戻ります。

h50mmの曲げ木を中心としてその上下に25mmずつ集成し100mmくらいの背もたれを作ろうと思ってたんですが、25mm曲げ材がたくさんできたためこれを5つ集成して作ることに。
わざわざ50mmの材を曲げたのに使わないとはもったいないとは思いましたが、ま、失敗したときの保険ということで。

苦労したのは、曲げ材にホゾ穴(丸)を掘る。なにせ曲がってるので定規面がない。固定する治具をつくりルーターでボスッと。苦労したがその写真をとってない。ま、だいたいそんなもんです。

であとは前回同様、削って形を作っていく。





前回よりもスムーズなラインができたと思う。2回目やし。

で、前回と大きく違うのがそう、目切れ。

これが前回。



R氏が落としたらポキッと折れた。やっぱもろいということが証明されたわけだが・・・無残。

で、これが今回の曲げ材による背もたれ。



やっぱ木目が通っていると見た目にも綺麗やし安心感がある。

曲げ木を試して正解やな。

さ、脚と連結、連結。
前回話したとおり広い材から削り出し。
下の材(サンプル)のようにまずホゾ穴を加工する。



上のサンプルは背もたれから肘にかけての一番長い部分でコレに背もたれのところだけもう2層積層して高さを増し、それから削り出す。



こんな感じ。
いい感じじゃない?
と調子にのって削ってたら・・・




「ッ!NO!!」

削りすぎてしまった!なんてこったい!
おまけに目切れのせいでホゾ穴の周りがポロポロ崩壊してきた。

んーここまでやったのに・・・。





一応脚につけてみるもみっともない、恥ずかしい。

・・・・・やり直し・・か。

・・・・・・・・・。

どうせやり直すならもうこんなゴリゴリ削ったりせんで曲げじゃ曲げ!

っというこで次回より曲げ木に挑戦です。





椅子っぽくなってきた。


次は問題の笠木(背もたれ)。
曲げ木以外の方法を考えたがいい案は出ず・・・。

大きな材から削り出すことに。
力技。強引。なんとでも言ってください。


ここで問題なのは目切れ。

幅広の材から削り出すと、どうしても肘のほうへ行くにつれ目切れがひどくなり強度的に問題。ポキッと折れかねない。

「何層かに集成すればとりあえず折れはしないだろう。」
「とりあえず形に。」

と、楽観的に作業開始。
ところが・・・・

続く。

本文とは関係ありませんがとりあえず

「メリークリスマス!」

で、本題です。
脚の形も整ってきましたので貫(座面下の幕板)の加工です。
本物は成型合板で湾曲した四角形(うまく表現するボキャブラリーがありません・・・)ですが、それはちょいと無理なので、貫を「合いかぎ」にし、対角線でつなぎ、座面を貫に固定することで強度をだそうとしています。

ここで厄介なのが、

1.貫に対して脚が傾いている(勾配がついている)
2.丸脚に対しての胴つき

この2点。厄介というより面倒。でもやんなきや進まんし。

ホゾの周りだけ八角形のままにしておき、胴つきを45°でつくる。
もちろん貫に対して勾配もついているしでとにかく面倒。



↑加工後の貫。わかりづらいかな・・・。




↑組みあがり。




↑前脚。影で八角形だったことがまだわかるかな・・。



↑後ろ脚

組みあがったとこでホゾ周りの成形。丸脚に仕上げる。
んー手間かかる。
エルボ-チェアを模倣しようと思いはや数週間。
なかなか腰が上がらなかったがようやくスタート。

とりあえず丸脚からつくるか。



旋盤がないため削り出すしかない。

角材にあらかじめホゾ穴をほる。

角材を八角棒にする。

テーパーをつける。

あとは削るべし。

の手順でイメージの脚に近づけていく。

本物が手元にないため某ショップで要な部分だけコッソリ採寸してきたがやはり限度があるのであとはネット上の画像から大体の寸法をひろった。

うーん・・・・アバウトォ。
引き出しをつけて完成。



引き出しもウォールナットで。
白太ばっかだけど統一感でて良い感じ。



椅子は以前試作で作ったやつをとりあえず。




こりゃPC作業がはかどりそうです。

電気スタンドが欲しいな。



脚と貫以外はひたすらはぎ合わせ。
天板なんてこんな感じ。



白太、節なんて関係なし。端材利用が目的やし。ただひたすら無心ではぎあわせる。
意識的に、はぎ合わせる並び方を考えず手に取った順にはぎ合わせて偶然性の面白さにまかせてみた。

同じウォールナットでもこんなにも木味が違うんだと実感。
仕事で木を使っている以上どうしても端材がでる。
使えそうな大きさの端材はストックされ、それぞれちょうどいい大きさの部材として使われる機会を待つことになる。
しかしどうしても「端材の使われる頻度<端材の出る頻度」という式がなりたつため端材がたまる一方なのが現状。
小物なんかをつくればいいんだが小物を量産するような体制でも人数でもないし・・・。

そんな端材を使って自分用に何か作ろうかってわけで。



最近、ウチでパソコンを使用する時間が増えてきてる。
現在、座卓程度の高さにパソコンが置かれていて床に座ってカタカタやってるのだがどうしても長時間になると腰が・・・ツライ。

で、そんな環境を改善すべく今回はDESKを作ろうということになったのです。(勝手に)

自主製作ということで休みや仕事が終わってからの時間を利用してつくるんですがこれが欲しいものも手に入りお金も使わない。一石二鳥。しかし体を休める時間が減る・・・。まぁ、適度にやっていこうかなと思っています。(っていうか思いたったのは2週間くらい前やし。)
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年齢:
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性別:
男性
誕生日:
1979/02/16
職業:
家具職人
趣味:
焼酎
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